卓球会場で大歓声に国歌大合唱…プレー音聞こえず困惑も 早田ひな平然「歌ってんな~」平野美宇「五輪はこういうもの」

 「パリ五輪・卓球女子シングルス・2回戦」(31日、パリ南アリーナ)

 早田ひな(24)=日本生命=はディナ・メシュレフ(エジプト)を4-0のストレートで下し、16強となる3回戦進出を決めた。日本は男女シングルス4選手全員が16強入りを果たした。

 パリ五輪の観戦スタイルは常に歓声が響いており、サーブ時やプレー中には静かにするのが慣例の卓球では異例。特にフランス勢が試合をしている際には、地響きのような大歓声とともに、ゲーム間には国歌の大合唱も発生するなど、五輪ならではの異様な盛り上がりとなっている。

 日本勢は、音が聞こえないことへの困惑を口にしていたが、徐々に慣れてきた様子。

 早田は会場の盛り上がりに「1回戦よりも音が聞こえなくて苦労したが、勝ててよかったです」と振り返った。普段の世界ツアーや国内の試合ではあり得ない、試合中の大合唱等については、「歌ってんな~。(観客席で)ウェーブやっているな~。すごいな~と思いながら(プレーしていた)」と平然と笑いつつ、「ある意味(この状況で)自分の試合に集中しすぎると、かえって変なことを考えちゃう。それはそれで仕方ない。(大歓声で)やっているな~、ぐらいのつもりで」と、うまく聞き流していることを明かした。

 平野美宇(24)=木下グループ=は「ボールの音が聞こえない」と漏らしつつ、小学6年だった12年ロンドン五輪から、4年に一度の祭典の様子は見てきただけに「五輪はこういうものだと思っていたので慣れている。これまで五輪の試合を見てきたので」と、百戦錬磨の経験値を強調した。

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