「パリ五輪・バレーボール男子・１次リーグ、日本３-１アルゼンチン」（３１日、パリ南アリーナ）

　初戦でドイツにフルセットの末敗れていた日本は、アルゼンチンをセットカウント３-１で下し、初勝利。決勝トーナメント進出へ大きく前進した。

　第１セットから、日本代表のフィリップ・ブラン監督（６４）はグーで握りしめた両手を掲げでガッツポーズを繰り出したり、柔らかな笑顔を何度も見せ、選手とともに戦った。

　ネット上では「ブラン監督テンション上がっててかわいい　ずっと見ていたい」「ブラン監督の笑顔何度見ても本当好き！」「ブラン監督の笑顔かわいい…」などの書き込みが続々。一方でパリ五輪を最後に退任し、五輪後は韓国のクラブチーム、現代キャピタルの監督就任が決まっていることから、早くも「寂しい」の声が上がっている。

　「え！ブラン監督ってパリ五輪で監督離れてしまうんか　凹む」「パリ五輪終わったら韓国チームに行っちゃうの寂しい」「五輪終わったら韓国のチーム行っちゃうのやだよー」「韓国行っちゃうの今から寂しいな」「五輪終わったら日本から離れちゃうの本当に悲しい」などなどだ。

　現役時代はフランス代表で活躍し、引退後は母国の監督やポーランドのコーチを歴任。２０１７年に中垣内祐一前監督に招かれ、２大会続けて五輪を逃すなど低迷していた日本のコーチに就任。戦術や練習メニューの立案を担い、堅守を構築。速攻などコート中央を重視した攻撃を浸透させ、２１年東京五輪では２９年ぶりに８強入りさせた。

　その後は監督に昇格。昨年はネーションズリーグ（ＮＬ）で３位となり、パリ五輪出場権も獲得。今年もＮＬで２位に食い込むなど日本を世界のトップを争うまでに引き上げた。