平野美宇が8強入り! 止まらぬ「ハリケーン」、初の五輪個人戦で快進撃

 「パリ五輪・卓球女子シングルス・3回戦」(31日、パリ南アリーナ)

 平野美宇(24)=木下グループ=は、マニカ・バトラ(インド)を4-1で下し、準々決勝進出を決めた。

 勢いをみせている平野は、第1ゲームを11-6、第2ゲームを11-9で奪うと、第3ゲームは接戦の末、12-14で落としたが、第4ゲームは11-8、第5ゲームは11-6で奪い、決着をつけた。

 平野は29日の1回戦はジョルジア・ピッコリン(イタリア)に4-0のストレート勝ち。この日行われた2回戦では朱成竹(香港)に4-0で快勝し、3回戦進出を決めた。「挑戦者の気持ちで挑んだのがよかった。最後まで自分を信じ続けて戦えたのが勝利につながった。今の自分の状態ならいけると思って。ようやく夢の舞台に立っている。次も挑戦者の気持ちで向かっていきたい」と、次戦を見据えていた。

 東京五輪は団体メンバーとして銀メダルを獲得した平野だが、シングルス代表としては初出場。五輪切符争いはともに2000年生まれの盟友、伊藤美誠との壮絶な争いを制して、シングルス代表の座を勝ち取った。

 「五輪は小さい頃からの目指してきた舞台。補欠だったり、ギリギリで(代表争いに)負けたり、何回も何回も落ちてきた自分でも、めげずに根性でやれば夢はかなうかもと見せられた」と、悲願の初舞台で活躍を誓っている。

 ◆平野美宇(ひらの・みう)2000年4月14日、静岡県沼津市出身。両親の影響で3歳から卓球を始めた。14年ドイツ・オープン女子ダブルスで、伊藤美誠との「みうみま」ペアでワールドツアー史上最年少優勝。17年は全日本選手権で16歳9カ月の史上最年少制覇を達成すると、4月のアジア選手権では中国選手を3人撃破して優勝し、5月の世界選手権シングルスで日本勢48年ぶりの銅メダルを獲得した。21年東京五輪で団体戦に出場し銀メダル。その高速卓球についた異名は「ハリケーン」。158センチ。

 

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