橋本大輝に悪夢 団体戦に続きあん馬で落下 2種目終えて15位 頭抱える 中国のエース張博恒も床でミスで16位 岡慎之助が好演技連発で首位に立つ
「パリ五輪・体操男子個人総合・決勝」(31日、ベルシー・アリーナ)
東京五輪2冠で、史上5人目の連覇に挑んだ橋本大輝(セントラルスポーツ)が2種目目のあん馬で痛恨の落下を喫した。
最初の種目の床で14・633点と好スタートを切ったが、団体戦でも落下があったあん馬で再び悪夢。中盤の技で落下した。再開後、演技を通したが、頭を抱えて悔やんだ。得点は12・966点に沈んだ。
今大会躍動を続ける初出場の岡慎之助が輝きを放っている。床で14・566点と上々のスタートを切ると、あん馬でもミスなくこなし、14・500点をマークした。
2人のライバルとみられていた中国のエース、張博恒は床でまさかのミス。途中で着地を乱し、前のめりに倒れ込み、手と頭をフロアについてしまうミスで13・233点とまさかの出遅れとなった。あん馬はミスなくこなした。
中国は2日前の団体戦で最終種目の鉄棒まで大きくリードしながら、2番手の蘇が悪夢の2度落下で、日本に逆転を許した。ショックの影響を感じさせるスタートとなった。