日本にまた不可解判定 村尾三四郎の銀メダル 敗戦直前の投げで技あり認められず 紛糾「本当の勝者は村尾」「審判どうなってんだ」

 ビデオ判定の結果負けとなり、ぼうぜんとする村尾三四郎(中央)=撮影・吉澤敬太
 村尾三四郎が倒され、ビデオ判定となる(撮影・吉澤敬太)
 男子90キロ級決勝で敗れた村尾三四郎(共同)
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 「パリ五輪・柔道男子90キロ級・決勝」(31日、シャンドマルス・アリーナ)

 村尾三四郎(JESグループ)は、東京五輪金メダリストのラシャ・ベカウリ(ジョージア)と対戦。惜しくも敗れ、銀メダルとなった。

 これまで一度も勝ったことのない難敵。開始1分超で技ありを奪い、優位に進め、その後も積極的に技を仕掛け、相手を何度もぐらつかせた。だが、2分40秒で一瞬の隙をつかれて技ありを奪われた。

 3分半での投げ技で技ありを奪ったかと思われたが、判定では認められず。村尾は審判を確認したが、場内は大ブーイングとなった。その後、ベカウリの足技が映像で認められ、合わせ技一本負け。村尾は呆然となる中、再び場内大ブーイングとなった。

 SNSでも「本当の勝者は村尾三四郎、皆分かってるよ」、「審判どうなってんだ」、「何が足りなかったか?審判の公平性やろ」、「今回の五輪の柔道の審判は色々と疑問が残る」と、不満の声が上がった。

 今大会の日本勢では男子60キロ級の永山竜樹が「待て」がかかった後も絞め続けられ、失神一本負け。全体的に不安定なジャッジが目立ち、波紋が広がっていた。

 村尾は日本人の父、米国人の母との間に生まれた「令和の三四郎」。大舞台で強さも発揮したが、頂点にはあと一歩届かなかった。

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