「パリ五輪・体操男子個人総合・決勝」（３１日、ベルシー・アリーナ）

　初出場の岡慎之助（２０）＝徳洲会＝が６種目合計８６・８３２点で金メダルを獲得した。１２年ロンドン、１６年リオデジャネイロ五輪の内村航平、２１年東京五輪の橋本大輝に続き、日本勢は４連覇を達成した。連覇を狙った橋本は６位に終わった。

　体操ニッポンの新たな歴史が刻まれた中で、視聴者には驚きが。この日の中継は日本テレビが担当。体操五輪個人総合２連覇の内村航平さんはＮＨＫのアスリートナビゲーターということもあり、激闘の裏で競泳会場からレポートした。契約上仕方ないとはいえ、体操界のキングが体操会場にいない状況に視聴者は騒然。「民放で今やってる体操男子個人決勝に行かせてあげてよ。体操界のキングなんだよ」、「内村航平の扱い、これでいいのかよ。日本の放送局よ」、「内村航平を水泳会場に連れてってどうする」と、やるせない声であふれた。

　さらに表彰式の裏で再び競泳会場から登場。体操は現場で見れなかったと思われ、「内村航平さん、プールサイドに立ってるんだけど。采配おかしすぎじゃない？」、「キャスターになったから立ち会えないっていうのは皮肉だな」、「もったいなさすぎる」と、疑問の声が上がっていた。