瀬戸大也が貫禄の準決勝進出 1分57秒48で全体1位!今大会3冠の“怪物”マルシャンら抑える

 男子200メートル個人メドレー予選 バタフライで力泳する瀬戸大也(共同)
 男子200メートル個人メドレー予選を終えた瀬戸大也。準決勝に進出した(共同)
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 「パリ五輪・競泳男子200m個人メドレー・予選」(1日、ラデファンス・アリーナ)

 瀬戸大也(30)=CHARIS=が1分57秒48で4組1位、全体でも1位のタイムで、同日現地時間夜に行われる上位16人による準決勝進出を決めた。

 最初の100メートルを先頭で入ると、平泳ぎでも首位をキープ。最後の自由形も力泳した。今大会すでに3冠の“怪物”マルシャン(フランス)らを抑えて堂々の首位通過を果たした。

 瀬戸にとって3度目の五輪。予選落ちした屈辱の東京五輪から雪辱を期す大会だ。瀬戸は「金!と大きい声で言えないけど、自己ベストでメダルは獲得したい」と意気込んでいた。400m個人メドレーでは7位入賞。18歳松下の銀メダルに刺激を受け、本命の200mに臨んでいる。

 3月のパリ五輪代表選考会では、16年のリオデジャネイロ五輪でも銅メダルに輝いた本命の400メートル個人メドレーで代表権を逃し、同200メートルがラストチャンスだった。それでも「切羽詰まったレースは過去にやってきた」と、1分56秒87で1位となり、日本水泳連盟が定める派遣標準記録を突破して3大会連続の切符をつかんだ。「3月はこのタイムで勘弁してください。ここからが得意な時期。まだまだ最前線は譲らない。夏は任せてください」と語っていた。

 ◆瀬戸大也(せと・だいや)1994年5月24日、埼玉県出身。6歳で水泳を始めた。得意種目は個人メドレーで、五輪では2016年リオデジャネイロ大会400メートル同種目で銅メダルを獲得。21年東京大会にも出場した。世界選手権は13、15年大会の同種目2連覇。19年大会は2冠を達成した。17年5月に元飛び込み選手の馬淵優佳と結婚。18年に第1子、20年に第2子が誕生した。早大卒。174センチ、80キロ。

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