柔道・高山莉加の敗戦 五輪公式「不明な反則」と記載され不可解騒ぎ 3つ目指導、TV実況解説では指導前から指摘も

 女子78キロ級準々決勝 ドイツ選手に指導3の反則負けを喫した高山莉加(左)=共同
 女子78キロ級準々決勝でドイツ選手に敗れた高山莉加(共同)
 女子78キロ級準々決勝でドイツ選手に敗れた高山莉加(共同)
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 「パリ五輪・柔道女子78キロ級・3位決定戦」(1日、シャンドマルス・アリーナ)

 高山莉加は3位決定戦でポルトガルのサンパイオに合わせ技一本で敗れ、銅メダル獲得はならなかった。

 準々決勝ではドイツのワグナーとの対戦。3分26秒、3度目の指導を受けて反則負け。パリ五輪公式HPでは、開始15秒で双方に行われた指導は「組み手を避ける」、2分3秒に高山が受けた指導は、偽装と判定されたか「不正な攻撃」とされた。ただし、最後の3つ目は「不明な反則」と記され、これがネット上で不可解な判定と騒ぎになった。

 テレビの実況・解説では、準々決勝で、2つの指導を受けている高山がワグナーに奥襟を取られて頭を下げたような場面があり、待てがかかった。

 実況では、判定を待つ間「首を抜いたような形になったでしょうか」「首を抜いたと言われると、不当な組み方ということで指導が来てしまう可能性が」との説明があった後に、高山が指導を受けると「首を抜いたという指導が来てしまった」と伝えていた。

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