柔道金の出口クリスタ 東京五輪落選からの“地獄から天国”を回想「言葉に出来ないほど過酷」「辞めようと思った」

 女子57キロ級で金メダルを獲得したカナダの出口クリスタ(提供・共同通信社)=7月29日
 出口クリスタのX@10CMD29より
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 パリ五輪柔道女子57キロ級で金メダルを獲得したカナダ代表の出口クリスタ選手が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新。東京五輪での落選からパリ五輪への金メダルという“地獄から天国”の過程を振り返った。

 出口選手はXで、日本語と英語の両方で投稿。「東京オリンピック選考から落ちて三年。ここに来るまでの道のりは言葉に出来ないほど過酷で、もう二度と経験したくない程辛いものでした」と回想。「一度は辞めようと思った柔道。でも失意の中もう一度やろうと思えたのも柔道」とつづった。

 続けて「今回のパリオリンピックでメダルを獲れなかったとしても後悔はない、そう思えるほどまでに全力を尽くしてきました」と完全燃焼したことを報告。「ここまで来れたのは皆様の励まし、応援があったからです。畳には一人で立つけど、後ろではたくさんの人が私を支えてくれていました」とし、最後になりますが、改めてたくさんの応援ありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。

 出口選手は長野県出身で、松商学園高から山梨学院大に進学。父の母国であるカナダ代表として活動することを選択した。1日にはXで「コメント欄を見ていて悲しくなるし私が戦ってきた選手に対してあまりにも申し訳ないのでここにコメントさせてもらいます」選手を庇いたくなる気持ちも分かるけどこういう所での不毛な争いは国や選手、色んな人を巻き込んでマイナスなイメージを植え付けるだけで得する人は誰一人としていないです」などとし、誹謗中傷投稿への憤りをつづっていた。

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