男子バスケ 終戦の日本・渡辺雄太「本当にこの3試合を誇りに思いたい」相手を称賛「本当に素晴らしいプレーをたたえたい」
「パリ五輪・バスケットボール男子・1次リーグ、日本84-102ブラジル」(2日、ピエール・モロワ競技場)
日本はブラジルに敗れ予選敗退となった。試合後、渡辺雄太は「本当にこの3試合を誇りに思います」と語った。
ブラジルの攻撃力に屈す形となり「本当に素晴らしいプレーをしたブラジルをたたえたい。自分たちを上回ってきた。自分たちもやりきった」と語った。第2クオーターまで相手の主導権を引き寄せることができなかった。
試合前には大黒柱の八村塁がフランス戦で左ふくらはぎを痛めて離脱。第3クオーターではゴールへ独走していたホーキンソンがブラジルの選手に後ろから押され、ホーバス監督がチャレンジ。アンスポーツマンライクファウルを訴えたが、主張は認められず会場は大ブーイングに包まれた。
ここから怒濤(どとう)の大反撃が始まり、ブラジルに迫った日本。だが第4クオーターで突き放されて敗れ、52年ぶりの1勝はならず。第2戦で東京五輪銀メダルで世界9位のフランスに延長の末、90-94で敗れるた。八村塁の退場を一丸でカバーし、残り10秒までリード。だが、4点リードを守り切れず、その後、歴史的勝利がこぼれ落ちていた。