山本有真が魂の大逃げ「勇気を持って前へ」初の五輪で積極レース 決勝ならずも充実感「いい景色をみさせてもらった」 陸上女子5000m

 女子5000メートル予選で力走する山本有真(先頭)=共同
 女子5000メートル予選で力走する山本有真(先頭)=共同
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 「パリ五輪・陸上女子5000m・予選」(2日、フランス競技場)

 女子5000メートル予選で、23年アジア大会金メダリストの山本有真(24)=積水化学=は15分43秒67で17着だった。日本記録保持者の田中希実(24)=ニューバランス=は15分00秒62で9着で、ともに上位8人が進む決勝進出はならなかった。

 日本の山本が前半から大きく飛ばす積極的なレースを展開。後続を40~50メートル突き放す場面もあった。徐々に差を詰められて、3000メートル過ぎにつかまったが、スタジアムを沸かせた。レース後は「自己ベストを出すことだけが目標。いい経験ができて、いい景色をみせてもらった。昨年の世界世界選手権が終わって、またこの舞台に立つことだけを考えてやってきた。世界選手権ではまったく歯が立たなかった。今年こそは自分がチャレンジするレースをしようと思っていた。勇気をもって前を走ることができた」と、充実感を漂わせた一方で「簡単に抜かれる弱さも痛感した。また来年の世界選手権に向けて頑張りたい」と、前を向いた。

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