柔道・永山竜樹の不可解判定 日本人メダリスト「国内でも一本取られる」キッパリ「柔道の慣例で」コーチ抗議した理由も説明

 パリ五輪の柔道男子60キロ級の準々決勝で、永山竜樹(28)が、ガルリゴス(スペイン)に不可解な判定の一本負けを喫したことについて、3日放送のABC「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」で特集した。

 永山がガルリゴスから絞め技を掛けられた状態で、「待て」がかかったにも関わらず、その後6秒も絞められ続け、失神。一本負けした。コーチや全日本柔道連盟が抗議したが、覆らなかった。

 バルセロナ五輪銀メダルの溝口紀子東京女子体育大教授は、「ポイントは3つある」として、①「待て」がかかる前から絞めの効果はあった ②故意ではなく「待て」が聞こえなかった ③腕もパンパンになっていてすぐには外せない状況 と3つの可能性を指摘。「インターハイでもインカレでもそうなんですけど、国内でも柔道の慣例では『待て』がかかっても、その時点で落ちていたら一本と取られる」と話した。

 続けて「コーチも(一本負けと)分かっていたと思う。ではなぜ、抗議したかというと、競技初日だったので、日本人を舐めるなよ、譲らないぞっていうプレッシャーがあったとすると、審判団も、日本選手には気をつけなきゃいけないなという意味で(抗議した)」と解説した。

 その上で、審判団には「説明不足ですよね」と苦言を呈した。

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