柔道男子81キロ級王者・永瀬貴規の表彰式を識者が大絶賛 せり出す韓国選手に笑顔で前を譲る

 ジャーナリストの岸田雪子氏が3日、テレビ朝日系「中居正広の土曜日な会」にコメンテーターとして出演。パリ五輪柔道男子81キロ級で金メダルを獲得した永瀬貴規の表彰式での行動を絶賛した。

 番組では、パリ五輪前半の「グッときた場面」を特集。岸田氏が「私は柔道の…」と話し出すと、MCの中居正広は「柔道はいっぱいありますよ」と反応。これに岸田氏は「いっぱいある中で、特に難しいと言われる男子81キロ級で2連覇を果たした、永瀬さんの表彰式」と挙げた。

 「表彰式ってどういうことでしょう、戦いじゃなくて?」と驚く中居に、岸田氏は「戦いそのものもすごかったんですけど、その後の振る舞いが。ものすごい難しい級で、2連覇はオリンピック史上初ですよ。それを成し遂げた金メダリストが『あっ、こんな行動するんだ』っていう意外性にグッときたんです」と説明。VTRでは永瀬の表彰式での様子が映し出された。

 メダル授与後の写真撮影の場面で、銅メダルを獲得したイ・ジュンファン(韓国)が永瀬の前にグイッとせり出し、永瀬のメダルが隠される状態に。それでも永瀬はイの肩に手を回して自分の前に据え、自らは後ろに下がって撮影に対応。実況も「金メダリストですが、後ろ目のポジション」と報じた。

 こうした他選手への“リスペクト”の姿勢に、岸田氏は「これは永瀬さんが、他のメダリストを『前にどうぞ』って」と説明。「普通だったら前に金メダリストがって思いきや、なのにどうぞどうぞって。周りの方を立てるっていうね」と感動を口にした。中居は「できる?劇団(ひとり)さん、できないでしょ」とタレント・劇団ひとりに水を向けると、劇団ひとりはドヤ顔で「皆さん、ちょっと立ち位置間違えてませんか?って」と押しのけるポーズを見せて笑いを誘った。

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