男子100mいきなり波乱 東田登場の1組目でいきなりフライング 英国選手が猛抗議で引き下がらず 東田は5着で準決勝進出ならず

 「パリ五輪・陸上男子100m・予選」(3日、フランス競技場)

 東田旺洋(28)=関彰商事=は1組に登場したが、いきなり波乱があった。

 スタートのやり直しとなり、自己ベスト9秒97をもつアズー(英国)がスタートリアクション0秒073でフライング失格に。しかし、なかなかトラックを去らず、猛抗議で、場内はどよめきに包まれた。

 最後は説得に応じる形で、会場を後に。仕切り直しのスタートで、東田は上々のレースをみせたが、後半突き放されて、10秒19で5着に終わり、予選落ちとなった。

 実質的な“最終選考会”だった日本選手権決勝では、1位と2位、2位と3位の差が0・005と、大接戦の中2位に入って、参加資格獲得圏内を維持し初の五輪代表入りを果たした。東田は「2位か3位か分からなかったが、アナウンスの瞬間うれしかった」とギリギリでつかんだ大舞台へ思いをはせていた。

 ◆東田旺洋(ひがしだ・あきひろ)1995年12月13日生まれ。奈良県主審。一条高から筑波大に進学し、現在は関彰商事に所属。100mベストスコアは10秒10。

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