古賀紗理那がコートに突っ伏して号泣「きょうはバレーボールが好きな古賀紗理那として戦った」決勝T進出は4日の米仏戦の結果次第も現役最後の可能性

 「パリ五輪・バレーボール女子・1次リーグ、日本3-0ケニア」(3日、パリ南アリーナ)

 日本がストレートでケニアを下し、今大会初勝利。1勝2敗でB組3位を決めた。

 試合後、主将の古賀はコート上に突っ伏して号泣。仲間に背中をさすられた。涙をぬぐって臨んだテレビ中継のインタビューでは「きょう勝って最後かもしれないし、最後じゃないかもしれない。みんなで気持ちを立て直して勝ててよかった」と話し、3戦連続チーム最多となる16得点を挙げた試合を「きょうはキャプテンとかそういうのは考えずに、バレーボールが好きな古賀紗理那として戦った」と振り返った。

 この日は1セットでも失えば勝っても1次リーグ敗退が決まる背水の状況で試合に臨んだ。ケニアにストレート勝ちしたことで、決勝トーナメント進出は4日の米国-フランス戦の結果次第となったが古賀は「きょうが最後だったかもしっかりもう一回気持ちをいれて戦っていきたい」と最後は気を取り直して話した。4日にフランスが米国にストレート勝ちした場合のみ、日本の決勝トーナメント進出が決まる。

 古賀は7月9日に自身のインスタグラムに「パリ五輪をもちまして現役を引退することにしました。パリ五輪にはバレーボール人生の全てを懸けて戦います」などとつづり、パリ五輪を最後に現役を退くと表明していた。

 ◆古賀紗理那(こが・さりな)1996年5月21日、熊本県出身。母の影響で小学2年からバレーボールを始めた。大津中3年時は全日本中学校選手権で3位。信愛女学院高に進学し、高校2年時から日本代表に選出された。3年時はインターハイ準優勝。卒業後の2015年からNECに所属。23-24年シーズンは皇后杯とVリーグを制する2冠で2連覇に貢献し、MVPを獲得した。21年東京五輪代表。180センチ。最高到達点は305センチ。夫は男子日本代表の西田有志。

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