なでしこJは涙の準々決勝敗退 アメリカと激闘も延長で決勝ゴール許す

 「パリ五輪・サッカー女子・準々決勝、日本0-1米国」(3日、パルク・デ・プランス競技場)

 日本が宿敵の米国とベスと4を懸けて対戦。互いに一歩も譲らず延長戦に突入した。だが、延長前半のアディショナルタイムに1点を失い、日本はベスト8で敗退となった。

 開始直後は米国がボールを支配するが、決定的な場面をつくらせず。逆にカウンターから前半35分にFW田中が左からエリア中央に持ち込んで右足シュート。ただ、これはGK正面だった。

 後半に入ると日本の前線からのプレスに米国もミスが目立ち、中盤でボールを奪うなど支配する時間が増え出すと、再三米国ゴールへ迫った。後半35分にはMF長谷川がミドルを狙うが、クロスバーを超える。

 そして、両チームに疲労の色が見えてきた延長前半17分に、ロングパスを右サイドで受けた米国FWロドマンが中央へカットインして左足を振り抜くとゴール左へ突き刺さり、日本は先制点を献上してしまった。

 延長後半はリスクを負って前線に人数を掛けた日本。ただ、最後まで米国の守りを崩すことができなかった。

 米国は日本にとって超えなければいけない壁。この試合までの通算対戦成績は1勝8分け30敗。11年のW杯決勝ではPK戦の末に米国を破って優勝を果たしたが(記録は引き分け)、ここまで五輪での対戦は12年ロンドン大会決勝で敗戦するなど4戦全敗。今大会もその壁を打ち破ることはできなかった。

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