角田夏実が劇的勝利 宝刀・巴投げがさく裂 2階級上のメダリストに圧巻一本勝ち! 日本金メダル王手
「パリ五輪・柔道混合団体・決勝」(3日、シャンドマルス・アリーナ)
前回の東京大会銀メダルで、悲願の金メダルを狙う日本は、決勝で東京五輪金メダルのフランスと再戦したが、代表戦の末、3-4で敗れた。
第4試合の女子57キロ級では女子48キロ級金メダリストの角田夏実が登場。2階級上のシジクを相手に、果敢に巴投げで攻め立てた。2分5秒過ぎに角田の巴投げが入り、相手を背中から叩き付け、劇的勝利を収め、金メダルに王手をかけた。
先鋒で登場となった村尾三四郎がゴールデンスコアにもつれ込んだ一戦を最後は大内刈りで制し、先勝した。
続く試合は女子70キロ超級。78キロ超級の素根輝が怪我による欠場で、本来1階級下の高山が超級のディコを相手にパワーで圧倒されるが、魂の大内刈りで殊勲星。2-0とした。
第3試合は、日本の斉藤立が個人戦では実現しなかった100キロ超級で3度目の金メダルを獲得したスター、リネールと対戦したが、反則負けに終わった。
完全アウェーの中で、序盤に両者指導を受ける展開。その後、斉藤が先に崩れる展開が続き、斉藤に先に2つ目の指導。残り1分で攻め立てたが、投げるには至らず。ゴールデンスコアに突入した。仕掛けていくものの、斉藤が仕掛けるものの潰れる展開が続き、最後はリネールの内股に屈した。
フランス戦のメンバーと対戦相手、試合順は次の通り。①男子90キロ級・村尾三四郎-ヌゲアプアンブ
②女子70キロ超級・高山莉加-ディコ
③男子90キロ超級・斉藤立-リネール
④女子57キロ級・角田夏実-シジク
⑤男子73キロ級・阿部一二三-ガバ
⑥女子70キロ級・高市未来-アグベニェヌ