柔道銀 号泣謝罪した阿部一二三、斉藤立の姿に内村航平氏が国民に訴え「同じお家芸としてそんな思いはしてほしくない」

 「パリ五輪・柔道混合団体・決勝」(3日、シャンドマルス・アリーナ)

 前回の東京大会銀メダルで、悲願の金メダルを狙う日本は、決勝で東京五輪金メダルのフランスと再戦。代表戦決着にもつれ込んだ死闘で敗れ、銀メダルとなった。

 代表戦でリネールに敗れた斉藤立が泣き崩れ、インタビューでは「すみません…。日本の柔道の代表としても顔向けできない」と謝罪。同じく敗れた阿部一二三は「日本の皆さんにすみませんという気持ち」と、涙をぬぐった。

 その言葉を受け、NHKの中継でアスリートナビゲーターを務める体操のレジェンド内村航平氏は神妙な面持ち。「よく頑張ったと思いますし、同じお家芸として、すみませんでしたと言うと思うし、言ってきたと思います」と自らの経験を振り返り、「選手たちにはそんな思いをしてほしくない。見ている日本の皆さんには、銀メダルでよく頑張ったよ、言ってほしいなと。それだけで選手は心が救われると思うので、ぜひそういう言葉をかけてほしい」とカメラ目線で訴えた。

 今大会、選手目線で偽らざる思いを伝えている内村氏。SNSでは「選手たちをリスペクトしている感じで凄くよい」「流石すぎる」「内村さんがいてくれて良かった」「選手に寄り添っていた。いいコメント」「内村航平このオリンピックで好きになった」などのコメントが上がった。

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