男子走り幅跳びの橋岡優輝が涙の予選敗退 3回目に7メートル81も及ばず 前回東京で6位入賞もメダル獲得の夢ついえる

 橋岡優輝の2回目(共同)
 橋岡優輝の2回目(共同)
 橋岡優輝の2回目(共同)
3枚

 「パリ五輪・陸上男子走り幅跳び・予選」(4日、フランス競技場)

 橋岡優輝(富士通)が7メートル81に終わり決勝進出を逃した。予選通過基準の8メートル15を上回れず、上位12人にも残れなかった。

 橋岡は1回目は踏み切り板を5センチほどオーバーしてファウル。上位選手が1回目から次々と8メートル台の記録を出す中で出遅れた。2回目は7メートル72をマークしたが、踏み切りは板のかなり手前だった。3回目も7メートル81に伸ばしたが、及ばなかった。

 跳躍後は座り込んでスパイクを脱ぎ、呆然とした表情。立ち上がったもののがっくりと肩を落とし、スタンド最前列のコーチの元へ。胸に顔をうずめるようにして健闘をたたえられると、瞳から涙がこぼれ落ちた。

 橋岡は21年東京五輪で6位入賞。それでも銅メダルの3位までは11センチ差で大会前には「オリンピック(の借り)はオリンピックでしか返せない。この機会を逃したら次は4年後になる」とメダルへの強い思いを示していたが、無念の予選敗退となった。

 ◆橋岡優輝(はしおか・ゆうき)1999年1月23日、埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。八王子学園八王子高を経て日大に進学。高校から走り幅跳びに転向し、19年の世界陸上は8位で同大会日本人初の入賞。21年東京五輪でも6位に入り、五輪では37年ぶりの日本人入賞となった。183センチ、76キロ。

パリ五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス