バスケ女子 日本が屈辱の終戦 決勝T進出逃すだけでなく出場大会で初の白星無し ベルギーの相手に攻守が崩壊 最大31点差も
「パリ五輪・バスケットボール女子・1次リーグ、日本58-85ベルギー」(4日、ピエール・モロワ競技場)
日本はベルギーに大差で敗れ、決勝トーナメント進出を逃した。今大会は3戦全敗に終わり、出場した大会では初の白星無しという屈辱となった。
第1クオーターから2桁リードを許した日本。ベルギーの選手がノーマークでゴール下に進入してくるなど、ディフェンスが崩壊した日本。スリーポイントも高確率で決められ、第3クオーターには20点差まで突き放された。
攻撃面では得点源の山本が初戦の米国戦で負った脳しんとうの影響で欠く中、徹底的にスリーポイントも封じられた。第4クオーターでもベルギーは安定感のあるボール回しで余裕を感じさせる中、次々とショットを決めた。徐々に突き放される形となり、最大で31点差をつけられた。ベンチも重苦しい雰囲気に包まれ、何もできないまま終戦を迎えた。
この試合、決勝トーナメント進出には、大差でベルギーに勝つことが求められていた日本。だがスタンドは完全アウェーの雰囲気となり、ベルギーに大声援が送られた。そんな中、苦しい戦いを強いられた日本。打開の糸口を見つけることはできなかった。
過去6大会に出場した際には最低でも1勝をマークしていた日本。だが五輪バスケ史上初となる白星なしで大会を終えた。試合後、インタビューに応じた主将・林は「1勝したかった。次に進みたかったという気持ちはあります」と語った。「世界は日本と戦う上でレベルアップしてきた。足りない部分がたくさんあった」と率直に明かしていた。