松山英樹は前半終え3打差2位 東京五輪雪辱の日本男子初メダルを圏内 らしさ全開?ショットに不満顔もチャンスにピタリ

 「パリ五輪・男子ゴルフ・最終日」(4日、ゴルフナショナル=パー71)

 3打差の4位から出た松山英樹(32)=LEXUS=は前半を終えて4バーディー、ボギーなし。快調にスコアを四つ伸ばし、通算15アンダーの首位と3打差でハーフターンした。首位は18アンダーのラーム(スペイン)。東京五輪金メダルのシャウフェレ(米国)とフリートウッド(英国)が15アンダー2位で松山に並んでいる。

 1番をパーで滑り出すと、2番パー3はピン奥1メートルにつけるベタピンショットで、初バーディーを奪取。4番も1ピンの距離を沈めてスコアを伸ばした。しかし、続く5番パー4はティーショットの打ち終わりにクラブを手放し、右に曲がった打球が木に直撃してラフへ。ただ、ライ、アングルともに悪くなく、2打目を手前7メートルにつけると、強気のタッチでバーディーパットを沈めた。

 6番もティーショットが左ラフにつかまった。続く第2打を放つと、「あぁ」と声を漏らしながら表情がゆがむ。それでも、グリーンに着弾した打球はピン左3メートルのチャンス。これも決めきり3連続バーディーとした。不満顔を浮かべたショットがチャンスにつく光景は、普段のトーナメントでもしばしば見られ、らしさが光る一打だった。

 松山は東京五輪ではプレーオフの末に敗れて銅メダルを逃した。日本男子初のメダル獲得、そして逆転優勝へ運命のバックナインに突入した。

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