松山英樹 日本人初の五輪銅メダル獲得!17アンダーでホールアウト 18番でバーディー奪えず表情ゆがめるも シェフラーが金

 「パリ五輪・男子ゴルフ・最終日」(4日、ゴルフナショナル=パー71)

 3打差の4位から出た松山英樹(32)=LEXUS=が6バーディー、ノーボギーの65をマーク。通算17アンダーの暫定3位でホールアウト。4位のラームがスコアを伸ばせず、日本男子で初の銅メダルを手にした。

 1番をパーで滑り出すと、2番パー3はピン奥1メートルにつけるベタピンショットで、初バーディーを奪取。パターも好調で、4番から3連続バーディーを奪って後半に突入した。

 前半は各選手バーディー合戦の様相を呈していたが、後半は一転して我慢比べに。ショットが安定してきた松山は折り返しの10番もスコアを伸ばすと、12番は3メートルを沈めて17アンダーとし、首位とは1打差に接近した。だが、14、16番とバーディーパットがわずかに外れる展開が続く。伸び悩む間に世界ランキング1位のシェフラー(米国)が19アンダーで首位タイに浮上。18番もパーセーブして通算19アンダーでホールアウトした。

 松山も最終18番ではティーショットをフェアウェーに置き、2打目をピンそば3メートルにつけるバーディーチャンス。最後はカップにきらわれてパー。グリーンで思わず表情をゆがめるなど珍しく感情をあらわにした。通算17アンダーの暫定3位で4日間の戦いを終え、見事にメダルを獲得した。

 ◆松山英樹の東京五輪VTR

 男子ゴルフは2021年7月29日から埼玉県川越市の霞が関CCで開催。初日を6打差20位でスタートしたが、第2ラウンドで64、第3ラウンドで67をたたき出し、1打差の2位に浮上。最終組で回った最終日は69で回り、通算15アンダー3位に7人が並び、プレーオフに突入。1ホール目にボギーをたたき、銅メダルを逃した。4位に終わった松山は「まあ悔しいですね。メダルを獲れなかった以上、評価はない」と悔しさをにじませていた。

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