ゴルフ男子 松山英樹が日本男子初の銅メダル獲得!歴戦の猛者たちと熾烈なメダル争い制す ノーボギーで崩れず

 「パリ五輪・男子ゴルフ・最終日」(4日、ゴルフナショナル=パー71)

 3打差の4位から出た松山英樹(32)=LEXUS=は6バーディー、ノーボギーの通算17アンダーでホールアウト。日本男子で初となる銅メダルを獲得した。

 バック9に入ると、メダル争いは白熱の様相となった。松山は後半の10番パー4、12番パー4でバーディーを奪い、トップグループを追走。マキロイらも浮上してくる中、一時首位から2打差に6人がひしめく大混戦になった。

 以降は我慢比べの展開に。松山はトップと1打差で迎えた14番パー5で2打目をグリーン左のラフに打ち込んだ。ボールがすっぽりとラフに埋まり、厳しいライだったが、鮮やかなアプローチでグリーンへ。3メートルのバーディーパットは惜しくも届かなかったが、パーセーブした。

 直後、トップタイで最終組を回っていたラームが14番でダブルボギーをたたいて一気にメダル圏外へ転落。マキロイも15番で池に打ち込み、ダボで脱落となった。フリートウッド、シェフラーが18アンダーで並び、1打差で松山が追う展開となって終盤3ホールを迎えた。

 今年のマスターズ覇者・シェフラーが17番でバーディーを奪い、ギャラリーからは「USAコール」がわき起こった。18番もパーセーブし通算19アンダーの首位でホールアウト。松山も我慢のゴルフでパーをセーブし続けたが、最終18番で3メートルのバーディーチャンスがカップに嫌われ、スコアを伸ばすことができず17アンダーでホールアウトした。

 最終組では通算19アンダーのフリートウッド、松山を1打差で追うラームが追う。シェフラーは2打目をグリーンオーバーしてしまうミスショット。左の池そばからの2打目となったラームは、グリーンを捉えたもののピンからは遠く。バーディーパットは決まらず松山のメダル獲得が確定した。

 東京五輪ではプレーオフの末に敗れて銅メダルを逃していた松山。我慢のゴルフで大崩れせず、歴戦の猛者たちとの争いの中で日本男子初の銅メダル獲得となった。

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