ゴルフ男子 松山英樹の銅メダルに丸山茂樹監督が男泣き「よかった~」松山とハグ 東京五輪の雪辱果たし笑顔

 「パリ五輪・男子ゴルフ・最終日」(4日、ゴルフナショナル=パー71)

 3打差の4位から出た松山英樹(32)=LEXUS=は6バーディー、ノーボギーの通算17アンダーでホールアウト。3位となり、日本男子で初となる銅メダルを獲得した。

 最終組がホールアウトした直後、笑みを浮かべて関係者と握手する松山の姿があった。丸山茂樹監督も涙を流しながら「良かった~」とハグをかわした。そして「ヤバいわ~マジで」と興奮を隠さなかった。

 東京五輪ではプレーオフの末、銅メダルを逃して4位。今大会も最後はラームがライバルとなったが、最終組でスコアを伸ばせず、松山のメダルが確定していた。

 報道陣の取材に応じた丸山監督は「こんなに嬉しいことはない」と語り、日本のゴルフ界にとってのメダル獲得は「計り知れないものがある」と力を込めた。

 4日間を戦い抜いた松山を「メジャーくらいのテンションが必要」とプレッシャーの中、銅メダル獲得をたたえていた。銅メダル確定直後の男泣きは「涙が出るとは思わなかった。前回も厳しいプレーオフで負けたんで。メダルを取りたいと思う気持ちを持ってきてくれて、メダルを取ってくれたことはうれしいです」と感謝の思いを明かした。

 「メンタルゲームになるのはわかっていた。そこを乗り越えてくれて」と丸山監督。バック9に入るとメダル争いは熾烈を極めた。一時首位から2打差に6人が入る大混戦。その中で松山はスコアを伸ばすことができなかったが、我慢してパーをセーブし続けた。終盤はグリーン手前に池が大きく口を開ける難しいロケーションだったが、しっかりとグリーンを捉えてスコアを落とさなかった。

 丸山監督は「毎日最後まで一緒でしたけど、最後まで練習してくれるということはメダルに対しての気持ちがあるんだなと。本当に立派だな」と松山をたたえた。最終日の前は「談笑しながら、彼はずっと話すタイプでは無いので。話しながら見送った。重圧は相当あったと思う」と明かす。「練習量と探究心」と銅メダルの要因を明かし、最後は「泣いたのは超久しぶり。マスターズを勝ったときは泣いた」と笑みを浮かべていた。

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