フェンシング男子フルーレ団体が初の金メダル!「エペジーーン」の影に隠れた看板種目が悲願の頂点!太田雄貴擁した12年ロンドン銀超え

 「パリ五輪・フェンシング男子フルーレ団体・決勝」(4日、グランパレ)

 世界選手権王者で世界ランク1位の日本は、決勝で世界ランク2位のイタリアを45-36で下し、同種目では個人・団体含め悲願の金メダルを獲得した。

 敷根崇裕、飯村一輝、松山恭助、永野雄大で挑んだ日本。終盤まで一進一退の攻防が続いたが、リザーブメンバーでここまで起用のなかった永野が8リレー目で抜擢されると、5連続ポイントで一気に突き放し、流れを呼んだ。最後を託された個人4位の飯村がしっかりと決め切った。

 松山は「個人戦の後は気がめいるほど苦しい気持ちだった。日々アップダウンがあって苦しかった。誰も逃げずに闘ったのが今日の結果につながった。誇りに思う」と、胸を張った。

 08年北京五輪銀メダリストで、12年ロンドン五輪団体でも銀メダルに導いた太田雄貴氏の活躍で、日本のフェンシングでは“看板種目”だったフルーレ。21年東京五輪でエペ団体で金メダルを獲得。“エペジーーン”の合言葉で大きな話題となり、影の薄い存在になりつつあったが、ここで存在感を発揮した。

 日本は初戦の準々決勝でカナダを45-26で下すと、準決勝では開催国のフランスを圧倒。45-37で決勝進出を果たし、悲願の金メダルにあと1勝と迫っていた。

 日本フェンシングは男子エペ個人の加納虹輝が金メダル、エペ団体(加納、山田優、古俣聖、見延和靖)が銀メダル、女子フルーレ団体(東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻)、サーブル団体(江村美咲、福島史帆実)が銅メダルで、計5つのメダルを獲得する大躍進の大会となった。

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