人類最速はノア・ライルズ!自己新9秒79で五輪初金メダル 空前の大混戦で2位と0秒005差 米国勢20年ぶりの頂点

 「パリ五輪・陸上男子100m・決勝」(4日、フランス競技場)

 人類最速決戦が行われ、7位までが写真判定となった大激戦はノア・ライルズ(米国)が自己ベストの9秒79(追い風1・0メートル)で初の金メダルを獲得した。同タイム着差ありの2位はトンプソン(ジャマイカ)、3位は9秒81でカーリー(米国)が入った。1位のライルズが9秒784、2位のトンプソンが9秒789とわずか0秒005差が明暗を分けた。米国勢の金メダルは04年のガトリン以来20年ぶりとなった。

 序盤から今季躍進著しいトンプソンがレースを引っ張ったが、スタートがやや遅れたライルズが猛追。ゴール直前で差しきった。勝者としてコールされると感情を爆発させて喜んだ。

 前日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(25)=東レ=は自己ベストの9秒96をマークしたが3組4着で日本人選手92年ぶりの決勝進出はならなかった。日本選手が五輪決勝に進めば、1932年のロサンゼルス五輪で“暁の超特急”と呼ばれた吉岡隆徳以来の快挙だったが、惜しくも届かなかった。

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