表彰台へ大一番のバレー男子 石川祐希「耐えて我慢強く、絶対に勝ち切る」指揮官は不調石川に期待「いいプレーを」

 「パリ五輪・バレーボール男子・準々決勝、日本-イタリア」(5日、パリ南アリーナ)

 世界ランク6位の日本は同2位のイタリアと対戦する。1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの表彰台へ向けた大一番を前に、日本バレーボール協会はフィリップ・ブラン監督と主将・石川祐希のコメントを発表した。

 22年世界選手権王者の難敵・イタリア戦へ、ブラン監督は「チームスピリット。チームプレーが我々のキーになる。イタリアは今まで(オリンピックで)金メダルを取ったことがないので圧力を持って挑んでくる。その時に一つひとつのボールに食らいついていけば、イタリアのマインドに迷いが出てきて我々に勝機が出てくる」と分析。

 本調子ではない高橋藍、石川祐希については「高橋藍選手の場合は怪我があって、ネーションズリーグの後半戦に出場できなかった。そこから少しずつ、試合ごとによくなってきているので、次の試合が彼のピークになることを願っている」と期待。「石川選手の場合は、ドイツ戦の最初はいいプレーをしていた。試合の結果やふくらはぎをつって少し自信を失ったように感じる。ただ、次の試合では(調子が)戻っているだろうし、イタリア相手に彼は特別な感情を持っているので、何かいいプレーをしてくれることを期待している」とコメントした。

 石川は「正直どことやっても、準々決勝の難しさは変わらない」ときっぱり。「イタリアはとても強い国で、こういうチームを倒さないと次に進めない。相手のことより自分たちのベストを毎試合で出していくことにフォーカスしなければならない。サーブレシーブで耐えて、いい状況で関田(誠大)選手が(トスを)上げられるようにすることが勝負の鍵だと思うし、相手のブロックがいいのでハイボールになったときの状況判断を間違えないようにして、常に攻めの姿勢を取れるようにしたい」とコメントした。

 さらに「間違いなく苦しい展開や、なかなか波に乗れないことはあると思うが、そこで耐えて我慢強くついていくことが必要だと思う。メンタルで崩れたりするケースもあるので、そこで耐えられるようにすることが大事」とし「ここからは負けたら終わりなので、絶対に勝ち切ると強い意志を持って臨むことと、ベストパフォーマンスをすることが重要だと思う。ここにメダルを獲りにきているので、絶対に獲りにいく」とコメントした。

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