ふわふわクライマーの安楽宙斗が首位、第2課題の一撃など2完登 楢崎智亜が2位と日本勢ワンツーでリードへ
「パリ五輪・スポーツクライミング男子複合・予選(ボルダー)」(5日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)
五輪初出場の18歳、安楽宙斗(JSOL)が69・0点で首位に立った。楢崎智亜は54・4点で2位につけた。
最後の20人目に登場した安楽は第1課題を完登し、24・9ポイントを獲得。最初の試技で10・0点の位置へ。2度目の挑戦で一気に完登した。続く第2課題は迷いなく最終ゾーンまで登ると、1回目の試技、いわゆる“一撃”で完登。25・0点を獲得した。第3課題はやや苦戦して第2ゾーンまでにとどまり9・5点。最後の第4課題は9・6点だった。
17人目に登場した楢崎智亜は第1課題は3回目の挑戦で9・8点を獲得。20秒ほど残して終えた。第2課題は10・0点、第3課題は9・8点といずれも第2ゾーンまでは進んだ。第4課題はこの日自身初の完登を決めて24・8点を獲得し、合計54・4点に伸ばした。
7日に行われるリードとの合計ポイントで上位8人が決勝に進む。
スポーツクライミング複合はボルダーとリードの合計得点(各種目最大100ポイント)で争う。ボルダーは4・5メートルの壁に設けられた第4課題までを制限時間内にどれだけ登れたかを競う。リードは12メートル以上の壁を制限時間内にどこまで登れたかを競う。