岡慎之助が今大会3つ目のメダル!種目別平行棒で15・300点の会心演技 日本勢同種目20年ぶり快挙 04年アテネ五輪の冨田洋之以来

 「パリ五輪・体操男子種目別平行棒・決勝」(5日、ベルシー・アリーナ)

 今大会団体、個人総合2冠の岡慎之助(20)=徳洲会=が15・300点で3位となり、銅メダルを獲得した。“平行棒の神”と呼ばれる鄒敬園(中国)が16・200点で2連覇を飾った。

 飛ぶ鳥を落とす勢いの20歳が、落ち着いて一つ一つの技を決めていき、会心の演技。出来栄えを示すEスコアで全体2位の8・8をマークする内容で表彰台を射止めた。

 日本勢の平行棒でのメダルは04年アテネ五輪銀メダルの冨田洋之以来20年ぶりとなった。

 ◆岡 慎之助(おか・しんのすけ)2003年10月31日、岡山県出身。4歳で体操を始めた。おかやまジュニア体操スクールを経て、中学卒業後は実業団・徳洲会入りした。19年世界ジュニア選手権では団体、個人総合の2冠に輝いた。名前の慎之助は、父泰正さん(44)が巨人の阿部慎之助・現監督のファンだったことから「スーパースターになってほしい」との願いで名付けられた。ただ、幼少期から体操一筋。155センチ、54キロ。血液型はO。

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