バレー男子 歓喜のイタリア選手は悔し涙の高橋藍、石川祐希を熱く抱擁 ネット越え足運ぶ 同一リーグでプレー

 イタリアに競り負け、涙する高橋藍(手前右)=撮影・吉澤敬太
 第5セット、スパイクを決められ悔しがる高橋藍(撮影・吉澤敬太)
 第3セット、自らの好レシーブから得点に結びつけ、喜ぶ高橋藍。左は西田有志(撮影・吉澤敬太)
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 「パリ五輪・バレーボール男子・準々決勝、日本2-3イタリア」(5日、パリ南アリーナ)

 2大会連続で8強入りを決めた世界ランク6位の日本は同2位のイタリアと対戦。激闘の末、イタリアが3-2で勝利した。

 日本は52年ぶりのメダルへ、負ければ終わりの一発勝負に挑んだ。序盤から1次リーグで不振が続いた石川祐希主将が躍動。気迫あふれるプレーで強烈なスパイク、テクニックを駆使した巧打を決めると、西田有志、高橋藍も続いて、中盤から一気に突き放した。

 逆にイタリアは崖っぷちまで追い込まれていた。2セットを落とし、第3セットは21-24。だが、ここからイタリアは底力を発揮し、逆転した。

 イタリアのリーグで石川の元同僚でもあるスベルトリらは日本選手に敬意。石川祐希や昨季まで同リーグで活躍していた高橋藍が涙ぐむと、ネットを越えて抱擁。健闘をたたえ合った。

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