「バレー史に残る大逆転劇」イタリア紙は日本のプレーに驚く「イナゴのようにジャンプ」「山本はマジックディフェンス」
「パリ五輪・バレーボール男子・準々決勝、日本2-3イタリア」(5日、パリ南アリーナ)
世界ランキング2位のイタリアは、同6位の日本と激闘。2セットを許す展開からフルセットの末に、3-2で大逆転勝利した。
勝利の瞬間、イタリア選手は大喜び。日本選手とネット越しにタッチした後も再び歓喜の輪を作った。0-2で迎えた第3セットに3度のマッチポイント、最終第5セットも1度マッチポイントをしのいでの粘り勝ち。底力を発揮し、一丸で勝利をつかんだ。
イタリアのガゼッタ紙(電子版)も劇的勝利を「奈落の底に落ちる一歩手前 イタリアがマッチポイントを4つ消しての大逆転勝利」と題して勝利を伝えた。
「バレーボール史に残る逆転劇」と内容に触れつつ、日本のプレーを称賛した。「日本が最高の武器であるディフェンスと、イナゴのようにジャンプする2人を使って人生最高の試合をした」とし、「イタリアが育てた」と表した石川と西田の活躍を伝えた。
また、粘り強い守備で奮闘し続けたリベロの山本について、「マジックディフェンス」と驚きを隠せなかった。