レスリング 須崎優衣を破ったインドのビネシュとは?インドの女性で初の五輪3大会連続出場 須崎から海外勢で初勝利
「パリ五輪・レスリング女子50キロ級・1回戦」(6日、シャンドマルス・アリーナ)
五輪連覇を目指す須崎優衣(キッツ)はインドのビネシュと対戦。だが2-0とリードしていた終了10秒前にタックルを決められ、まさかの初戦敗退となった。
須崎のチャレンジが認められず、審判によってビネシュの左腕が掲げられると感極まるような表情を浮かべた。ビネシュはベテランレスラーで、2016年のリオデジャネイロ、2021年の東京とインドの女性では初の3大会連続五輪出場。アジア大会では金メダルを獲得するなどの実績を持ち、2022年の世界選手権では銅メダルを獲得していた。
UWWランキングでは65位。私生活ではグレコローマン級レスラーのソンヴィール・ラティと結婚しているという。
序盤から須崎の動きにしっかりと対応し、大量失点しなかったビネシュ。0-2で迎えた残り10秒で一瞬の隙を逃さずタックルを決めて2点を奪い、最後に得点した方に優先権があるため、勝利を手にした。
須崎はここまで国際大会で海外勢に負け知らずで94連勝をマーク。初めて五輪王者に土をつけた海外女性となった。