レスリング女子 藤波朱理が快勝発進で準々決勝進出!3月に受けた左肘手術の影響感じさせず 連勝は134に

 「パリ五輪・レスリング女子53キロ級・1回戦」(7日、シャンドマルズ・アリーナ)

 五輪初出場の藤波朱理は1回戦で米国のパリッシュと対戦。1ピリオドで勝負をつける快勝劇で連勝を134へ伸ばした。

 2022年の世界選手権を制したパリッシュと組み合った藤波。左肘には3月に手術を受けた影響かサポーターを装着していた。スピード感溢れる動きで相手にプレッシャーをかけていくと、足を奪って倒し2ポイントを先取。その後、1ピリオドで押し切った。

 右手を掲げられると白い歯をこぼした藤波。涼しい顔でマットを降り、控室へと引き揚げた。

 パリ出発前に行われた壮行会では初の大舞台に向けて「先輩方とともに日体大の誇りを持ち、必ず金メダルを持って帰りたい」と決意表明していた藤波。3月に左肘を脱臼&靱帯断裂の重傷を負って手術を受けたが、直前合宿では左腕を使うメニューも難なくこなした。「肘はもう大丈夫。スパーリングもテーピングを巻いて開始して、だんだん怖さもなくなってきた。すごくいい状態で、五輪には全く問題ないと思う」。聖地で憂いをはねのけ、初の金メダルへの機運をさらに高めていた。

 ◆藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年11月11日、三重県四日市市出身。レスリング指導者の父俊一さんの影響で4歳から競技を始めた。三重・いなべ総合学園高から日体大に進学。中学2年時の17年9月から公式戦無敗を続けており、23年8月現在122連勝まで伸ばしている。世界選手権は21年大会に初出場し優勝。家族は両親、兄は17年世界選手権銅メダルの勇飛。趣味はおいしいものを食べること。164センチ。

パリ五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス