レスリング 曽我部京太郞が初戦敗退 五輪2階級制覇を目指すオルタに完敗

 「パリ五輪・レスリング男子グレコローマン67キロ級・1回戦」(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 曽我部京太郞(ALSOK)はキューバのオルタと対戦。五輪2階級制覇を目指す相手に完敗した。

 6月の対戦では1-7で敗れていた相手。序盤から積極的にしかけていった中、先に投げを打ったかに思われたが、場外へ押し出されたと判定されて1ポイントを先取された。その後もポイントを積み重ねられると、第1ピリオドで8点のリードを奪われ、テクニカルスペリオリティー負けとなった。

 今治西高時代は数々の全国大会で優勝。日体大に進学し、昨年9月の世界選手権(ベオグラード)では、五輪出場権獲得こそ逃したものの、3回戦で東京五輪覇者のモハンマドレザ・ゲラエイ(イラン)を10-11と追い詰める大健闘を見せ、その実力が世界トップレベルにあることを証明した。

 昨年12月、全日本選手権に優勝してパリ五輪アジア予選への出場権を獲得。今年4月、パリ五輪アジア予選(キルギス)で上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得し、初の五輪出場を決めた。

 帰国した際には「決まった瞬間はとてもうれしい気持ちだった」と喜びをかみしめつつも、「パリで金メダルを取るのが本当の目標なので、それに向かって燃えている」と、表彰台のてっぺんを見据えていたが、無念の初戦敗退となった。

 ◆曽我部京太郎(そがべ・きょうたろう)2001年7月3日生まれ、愛媛県出身。今治西高-日体大出、23年世界選手権出場。169センチ。

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