「さようならレスリング」体重超過で失格のインド選手がSNSで謝罪、引退表明「これ以上の力はありません」

 「パリ五輪・レスリング女子50キロ級」(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 6日の1回戦で須崎優衣(25)=キッツ=に逆転勝ちし、決勝まで進んでいたインドのビネシュ(30)が2日目の計量に失敗し、失格処分となった。大会組織委員会が発表した。

 ビネシュは8日、自身のXを更新。「私は負けました、ごめんなさい」などと記し「私の勇気はすっかり折れてしまいました。今の私にはこれ以上の力はありません」と投稿。「さようならレスリング 2001-2024」とつづり、引退を表明した。

 米スポーツ専門局「ESPN」によると、ビネシュは初日の試合のために栄養補給を行ったため体重が増加。試合後はウェットスーツを着てトレーニングを開始し、サウナにも入った。翌朝もトレーニングを行い、髪も切ったが、110グラムオーバーだったという。女子代表コーチの「インドの五輪選手団全員がショックを受けた。家族の死のようだった」とのコメントも紹介していた。

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