決勝進出の桜井つぐみ 大ファンのあいみょんへ「見てもらえたら嬉しい」大会前にSNSでメッセージ受け感激

 「パリ五輪・レスリング女子57キロ級・準決勝」(8日、シャンドマルス・アリーナ)

 桜井つぐみ(22)=育英大助手=が、アメリカのマルーリスと対戦。難敵を10-4で撃破し、決勝に進出した。

 相手のマルーリスはリオデジャネイロ五輪で吉田沙保里を破って金メダルを獲得したレスラー。開始30秒過ぎ、マルーリスに仕掛けられ、バックを取られて2失点。だが、「ひとつなら大丈夫。自分の方が体力がある」慌てずに第1ピリオド終了直前、鋭いタックルで倒して4得点。逆転に成功した。第2ピリオドも相手のバックを取り得点を重ね、さらにアンクルホールドから相手を2回転させてリードを広げた。

 桜井にとって初の五輪は、地元・高知県勢92年ぶりの金メダルが懸かる。試合前には宮崎県で最大震度6強を記録した地震のニュースを知り、驚いたという。「勝って、いいニュースとして知ってもらえたら」と思いを語った。

 また、大会前にはSNSで大ファンのあいみょんから「めちゃくそ応援しよう!」とメッセージをもらい、感激した。「びっくりして、本当に嬉しくて、自分のやる気にもつながった。夢あるなと思った。優勝したら会えるのも夢じゃない。一番は見てもらえら嬉しい」とうなずいた。 

 ◆桜井つぐみ(さくらい・つぐみ)2001年9月3日、高知県出身。156センチ。3歳からレスリングを始める。高知南高から育英大に進学。21年に55キロ級で世界選手権優勝。翌年には57キロ級に上げて2階級制覇を達成した。23年も57キロ級で優勝し、初の五輪出場を決めた

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