卓球女子団体 日本が決勝進出!張本美和が11-0締め 重圧から解放されてうれし泣き ドイツを撃破

 「パリ五輪・卓球女子団体・準決勝、日本3-1ドイツ」(8日、パリ南アリーナ)

 4大会連続メダル、悲願の金メダルを狙う世界ランク2位の日本は同5位のドイツと対戦し、2大会連続3度目の決勝進出を決めた。決勝は中国と戦う。

 初戦のダブルスでは団体戦で常に起用が続く早田ひな、平野美宇のペアで臨み、最初の2ゲームをともに11-3で圧倒。第3ゲームを奪われたが、第4ゲームを11-8で制し、まず1勝をあげた。

 第2試合は世界ランク8位でここまで2戦2勝だった張本美和が同100位の18歳、カウフマンにまさかのストレート負け。YGサーブに苦しみ、最後まで流れをつかめず、五輪初黒星を喫した。

 第3試合は世界ランク12位の平野が気迫みなぎるプレーで同96位のワン・ユアンを圧倒。11-7、11-6、11-9のストレート勝ちで決勝に王手をかけた。

 第4試合は張本美和が再び登場。シャオナ・シャンに11-8、11-5、最後は11-0のラブゲームで圧倒。勝利の瞬間、重圧から解放された張本の目からは涙がこぼれた。

 張本「本当にホッとしているひと言です。自分の1試合目負けた時は切り替えるのが苦しくて、もう1試合あると乗り切れた。自分の状態もあまり良くなく、緊張していたのもあった」

 平野「ダブルスの一番、早田選手が声をかけてくれた。準決勝はこういうもんだと思って取ることができた」

 早田「初戦から引き続き、第1試合に出させてもらい、同い年のふたり(平野)がチームを引っ張らないといけない。まず銀メダル以上を獲得でき、木原選手にメダルをかけたい。4人でメダルをかけたいと思っている」

 準々決勝ではタイと対戦し、危なげなく4強入りを決めた。初戦のダブルスは早田、平野のペアがストレート勝ちすると、第2試合のシングルスで張本がストレート勝ち。第3試合は平野がシングルスでストレート勝ちし、1ゲームも落とさず圧倒し、4強入り。銅メダルを獲得した個人戦から左手首に不安を抱える早田は「どの試合も自分たちができるパフォーマンスを最大限発揮できた。手の状態、昨日より状態は良くなっている。100の状態は出せないので、平野選手と話しながら。でも昨日よりは良くなっている」と回復に手応えを示していた。

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