「パリ五輪・レスリング女子５３キロ級・決勝」（８日、シャンドマルズ・アリーナ）

　藤波朱理がエクアドルのジェペス・グスマンに１０－０のテクニカルスペリオリティ勝ちで、金メダルを獲得した。勝利直後のＴＶインタビューでは「もう最高です！オリンピック最高！レスリング最高！やってきてよかったです」などと話した後、去り際に一瞬だけ、両手の人さし指で天井を差し、おどけた表情を見せた。

　これにはＳＮＳもメロメロ。「藤波朱理さんが０・５秒だけ観せてくれたあのポーズ　勝利よりも遥かに印象的な刹那は何よりも見事だった　一撃でファンにさせられた」「ちゃんとこのポーズやってた！金メダルおめでとうございます！」「こんな人だったのですね　ポーズの名前はあるのでしょうか？辰年なのでドラゴンのポーズ？？」などとコメントが寄せられた。

　ＳＮＳでファンが「おどけたポーズをされたので、事前に友だちと約束してたのかなあかわいいなあと微笑ましく見たのですが、これだったのですね」と投稿したように、これは僚友との約束を果たしたもの。６月１９日に女子７６キロ級の鏡優翔が自身のＸで「藤波朱理選手のポーズが決まりました　彼女はコレです。オリンピック前に広めたいと意気込みを語ってくれました。」とポスト。藤波は決勝で勝ち名乗りを受けたら披露するとしていた。