卓球男子 田勢監督が男泣きで張本智和に「言うことない」言葉詰まらせ「ハンパじゃないプレッシャーだったと思う」
「パリ五輪・卓球男子団体・3位決定戦、日本2-3フランス」(9日、パリ南アリーナ)
日本は開催国のフランスと対戦。だが完全アウェーの中、ゲームカウント2-3で敗れ、銅メダル獲得はならなかった。
田勢監督は涙を流し「よくやってくれた」と選手たちをたたえた。「(スウェーデン戦で)切れた糸をアイツ(張本)がもう一度つないでくれた。言うことない」と語ると、涙で声を詰まらせた。
「21歳でエース、ハンパじゃないプレッシャーだったと思う」と慮り、「今大会シングルスの金、銀、銅といい試合をしたのは智和だけ。4年後は更に怪物になっていると思う。よう頑張ってくれたと思います」と今後の飛躍へ期待を込めた。
第5試合で篠塚を配置したことに「悔いは無い。ただ勝たせてあげられなかった。3年間の育成は間違っていなかった。ただメダルを取らせるまでには間に合わなかった。それは申し訳なかったなと思います」と語った指揮官。「もう一期、任せてもらえるならリベンジしたい。リベンジだけさせてほしい」というと涙があふれ出た。
東京五輪から水谷らが引退する中、チームの強化を進めてきた田勢監督。最後は3人を集めて「4年後、リベンジしよう。よく頑張った」と声をかけていた。