レスリング男子 高谷大地が決勝進出!米選手を20-12で撃破 兄が届かなかったメダル獲得が確定

 「パリ五輪・レスリング男子フリースタイル74キロ級・準決勝」(9日、シャンドマルス・アリーナ)

 高谷大地(29)=自衛隊=が、アメリカのカイルダグラス・デークと対戦し、20-12で勝利。決勝進出を決めた。

 激しいポイントの奪い合いとなった一戦。第1ピリオドで高谷が9-4とリードして折り返したが、デークも負けじと反撃。高谷も一歩も引かずに攻め続け、長いビデオ判定も経て、20-12で決着した。

 パリ五輪予選を兼ねた昨年の世界選手権では、3位決定戦で勝利し初の五輪切符。「正しい努力は裏切らない」と喜んだ。12年から3大会連続で出場した兄・惣亮(35)に続いての五輪。兄が届かなかったメダル獲得が決まった。

 ◆高谷大地(たかたに・だいち)1994年11月22日生まれ、京都府出身。169センチ。網野高(現丹後緑風高)から拓殖大に進み、現在は自衛隊に所属。19年から74キロ級でプレー。22年全日本選手権と23年明治杯全日本選抜選手権で連続優勝。23年世界選手権の3位決定戦で勝利し、パリ五輪代表をつかんだ。兄の惣亮は12年から3大会連続で五輪出場した。

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