レスリング 清岡幸太郎が初戦突破!ドラゴンボールを愛する新鋭レスラー 前哨戦を「精神と時の部屋」になぞらえ

 「パリ五輪・レスリング男子フリースタイル65キロ級・1回戦」(10日、シャンドマルズ・アリーナ)

 清岡幸大郎(23)=三恵海運=はモルドバのマキシム・サクルタンと対戦。昨年の世界選手権5位のレスラーを相手に快勝発進した。

 開始1分弱でバックを取って先制した清岡。そこから連続攻撃を仕掛けるも、惜しくもポイントを重ねることができず。それでも再びバックをとって加点すると、以降はしっかりと連続攻撃で仕留めてテクニカルスペリオリティで勝利した。

 6月にハンガリーで行われたランキング大会で優勝した清岡。自身ほぼ初めての世界トップ級との手合わせを最高の形で締めくくり、「優勝という結果どうこうより、いい経験ができた。濃縮された1日だった。全部含めてパリにつながるいい大会になった」と手応えを口にしていた。

 「主人公になりたい」と、人気漫画「ドラゴンボール」の孫悟空に憧れる23歳の新鋭。濃密な5試合を経験した同大会を「精神と時の部屋」となぞらえ、「あの1日で勝ちも負けも味わって、これまでやったことない選手ともできて(経験が)濃縮されていた。自分でも成長を実感できたし、1日が一瞬でした」と振り返り、五輪でのメダル獲得へ日々、成長を遂げていた。

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