ゴルフ女子 山下美夢有は5アンダーで勝負のバックナインへ 16番で痛い池ポチャ→ダボ メダル争いから一歩後退

 「パリ五輪・女子ゴルフ・最終日」(10日、ゴルフナショナル=パー72)

 山下美夢有は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーで前半を終え、トップのリディア・コ(ニュージーランド)と5打差で勝負のバックナインに入った。

 リディア・コが独走状態となる中、銀メダル以下の争いは大混戦に。パーを重ねてきた中、13番では2打目がグリーン手前の池をスレスレで越えてラフに。ヒヤリとするシーンだったが、しっかりとパーで乗り切った。

 そして14番パー5。残り210ヤードの2打目で果敢に2オンを狙い、手前の大きなバンカーを越えてカラーへ。ここからパターでイーグルを狙うもカップの左を通過。返しのバーディーパットを決めて6アンダーで2位タイへ浮上した。15番ではピン手前に2オン。5メートルのバーディーパットを鮮やかに決め、2位タイとし首位に2打差を迫った。

 しかし16番パー3でティーショットがグリーン右側の池に。ドロップゾーンからグリーンに乗せたが、2パットのダブルボギーとなり、通算5アンダーと後退。ドイツのヘンゼライトが8アンダーの暫定2位でホールアウトした。

 前半は2番パー3でピンから5メートルの位置に1オンした山下。バーディーパットをしっかりと沈めて一時トップに並んだ。しかし6番でティーショットを右のラフに打ち込み、2打目はグリーンで止まらずにオーバー。下りの傾斜によってパーパットは距離が残り、ボギーとなった。山下がスコアを落とすのは2日目の12番以来となった。

 7番でも2打目でグリーンを捉えきれず、アプローチも微妙な距離が残った。パーパットはカップの右を通過しまさかの連続ボギー。スコアを落とす形になったが、8番パー3でバーディーを奪うバウンスバックに成功した。

 しかし9番パー5では2打目がグリーン脇の深いラフに入った。左足下がりのライからの3打目はグリーンをオーバーして反対側へ。まさかの3パットも重なり、ダブルボギーでスコアを落としてしまった。山下のダブルボギーは今季、国内ツアーではわずか1個だけ。悪夢のような前半最終ホールとなっていた。

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