鏡優翔が決勝進出!入場でまさかのハプニングに「世界に丸出しで私らしい」と爆笑 客席の藤波朱理も大喜び

 「パリ五輪・レスリング女子76キロ級・準決勝」(10日、シャンドマルズ・アリーナ)

 鏡優翔(22)=サントリー=は、コロンビアのレンテリアと対戦。決勝進出を決めた。日本レスリング女子最重量級では初の銀メダル以上が確定した。

 第1ピリオドは相手の攻撃力に苦戦し、攻めあぐねる展開。0-2で折り返した。だが、後半に反撃。50秒を過ぎたところで鋭いタックルから相手を崩し、バックを取り2点を返すと、さらに2点を追加した。

 入場ではマットの入口を通過してしまうハプニング。思わず笑う様子も国際映像に映り込み、「おっちょこちょいのところが世界に丸出しで、それも私らしい」と爆笑。試合については「自分が攻めて取られたが、自信をもって攻めていこうと」と振り返った。

 客席では仲が良く、刺激し合ってきた藤波朱理も観戦。藤波が金メダルを取った際には涙を流したが鏡も、頂点にまた一歩近づいた。「(藤波の応援は)真っ先に聞こえて、絶対に一緒に金メダルを取ろうと言っているので。絶対に成し遂げます」とうなずいた。

 ◆鏡 優翔(かがみ・ゆうか)2001年9月14日、山形県出身。小学1年から栃木サンダーキッズでレスリングを始めた。中学3年で上京し、JOCエリートアカデミーに入校。東洋大を経て、今春の卒業後はサントリーに入社した。高校2年時の18年に全日本選手権を初制覇。23年世界選手権で、女子最重量級では日本勢20年ぶりとなる金メダルを獲得し、パリ五輪代表にも内定した。168センチ。

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