平野美宇、現役続行もロス五輪挑戦は明言せず「勉強にも取り組みたい」「今すぐ4年後はわからない」

 銀メダルを獲得した(左から)平野美宇、早田ひな、張本美和(撮影・中田匡峻)
 試合後、笑顔を見せる平野美宇(中央)と早田ひな。右は日本代表・渡辺監督(撮影・中田匡峻)
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 「パリ五輪・卓球女子団体・決勝、日本0-3中国」(10日、パリ南アリーナ)

 東京五輪銀メダルの日本は、4連覇中の中国と対戦。0-3で敗れ、2大会連続の銀メダルとなった。第1試合のダブルスは早田ひな・張本美和ペアを初めて出し、平野美宇をシングルス2試合に起用する“奇襲オーダー”で挑んだものの、最強王国から1勝も挙げることはできず、完敗に終わった。

 平野は、東京五輪の決勝に続いて中国に屈し、「3年前も今日も、改めて中国は強い。簡単には勝てない。対応力が早い。追いついたと思ったら、また上をいくのが中国選手。距離は近づいているが、最後の一本を取りきる力にまだまだ差がある」と脱帽した。

 4年後に向けた思いを聞かれ、「自分としては、目の前のこと(に集中)という意識なので、まずはパリ、シングルス出場という気持ちが強かった。今すぐ4年後(を目指す)という気持ちはわからないが、卓球は続けるので、一つずつ集中してやりたい」と、現役続行の意思を示しつつ、28年ロサンゼルス五輪挑戦は明言しなかった。

 また、今後については「今までは卓球(だけ)という人生だったが、勉強とかいろんなことに取り組みたい。次の4年は卓球だけじゃなく、違うことにも通用するように。これがしたいというのは決まってないが、下の世代に(経験を)つなげていくことは大事。いろんなことを伝えていけるように勉強したい。今の自分は言葉足らずなので。視野を広げたい」と明かした。

 WTT(世界ツアー)やアジア選手権など、すでに決まっている大会については出場する意向を示した。

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