金メダルの北口榛花「心残りがあるとすれば名言が残せなかった」と笑う 疲労により3言語が「頭の中で混乱」

 「パリ五輪・陸上女子やり投げ・決勝」(10日、フランス競技場)

 世界女王の北口榛花(26)=JAL=が今季ベストの65メートル80で日本女子トラック&フィールド種目では初となる金メダルを獲得した。

 北口の1投目でのビッグスローに対し、それを上回る選手は現れなかった。日本陸上界にとっては2004年アテネ五輪の男子ハンマー投げ・室伏広治、女子マラソン・野口みずき以来20年ぶりの金メダルとなった。

 試合後、ライバルたち、セケラックコーチや両親と抱き合い、歓喜の涙を流した北口。公式会見では「英語で話してもいい?」と笑って質問し、英語でもやり取りした。

 2019年に単身、海を渡り、チェコでデービッド・セケラックコーチの指導を受けている北口。「チェコ語と英語と日本語しか話さないけど、疲れているので混乱しています。3言語で頭の中で考えてしまっているので」と説明しながら、「(五輪の競技で)子どもの頃に見ていたのは水泳。ひとつ心残りがあるとすれば名言が残せなかった。いい言葉が、疲れているのもあって、言語が混ざりすぎて言えなかったのが残念。でも世界中の人々が集まって競技できたことが幸せだった」と笑った。

関連ニュース

パリ五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス