阿部一二三&堀米雄斗 ロスで3連覇だ!五輪王者が早くも照準 海外開催最多メダル45個獲得し解団式
パリ五輪を終えた日本選手団が14日、都内で帰国会見と解団式を行った。金メダル20個、獲得メダル総数45個は、ともに海外開催の五輪最多で、前回の東京大会に次ぐ歴代2位の記録となった。メダリストと旗手を含めた66人が17日間の激闘を振り返りつつ、4年後へ向けて、それぞれの思いを口にした。連覇を達成した柔道・阿部一二三(27)=パーク24、スケートボード・堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=は、早くも28年ロス五輪での3連覇へ意気込んだ。
花の都での戦いが終わり、また新たな4年間が始まる。目標を達成した選手、涙をのんだ選手が一堂にそろった解団式。それぞれが新たな思いを口にする中、五輪王者の2人が、さらなる偉業へ向けて意気込んだ。
柔道男子66キロ級で2大会連続の金メダル、混合団体で銀メダルを獲得した阿部一二三は、「無事に2連覇を達成できてうれしい。日本選手団で戦えたことは誇り。日本を盛り上げて勇気を与えられたんじゃないかな」と大会を総括した。かねて前人未到の五輪4連覇を目指しており、次は野村忠宏さん以来となる史上2人目の3連覇が目標。またメダルには届かなかった妹・詩とともに頂点に立つ誓いもある。さまざまな思いを背負う4年後へ、「次は3連覇。チームジャパンの一員として、ロサンゼルス五輪に向けて頑張りたい」と力強く宣言した。
その柔道家に共鳴したのは、スケートボード男子ストリートで大逆転優勝した堀米雄斗だ。米・ロサンゼルスは競技を始めた幼少期から憧れ続けた地で、年間10億円を稼ぐと言われる“スケボースター”となった今では、4LDKの豪邸を建て、高校卒業後から生活する“準地元”でもある。
「小さい頃はアメリカでプロになることだけを夢見て、全てを懸けてきた。そんな場所が4年後にある。まずは(代表)チームに入れるようにして、3連覇を狙いたい」と改めて活躍を誓った。