高橋ピンチ4位発進 ジャンプ失敗響く
2013年12月22日
「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、さいたまSA)
男子ショートプログラム(SP)は、3大会連続の五輪出場を狙う高橋大輔(27)=関大大学院=が、右すねのケガの影響もあり、ジャンプのミスが響き82・57点で4位。正念場を迎えた。羽生結弦(19)=ANA=は、大会初の100点超えとなる103・10点で首位発進、町田樹(23)=関大=は会心の演技で93・22点で2位につけ、五輪代表入りへ好発進を決めた。小塚崇彦(24)=トヨタ自動車=は3位、織田信成(26)=関大大学院=は5位につけた。
演技直後、浮かんだ表情に笑みはない。右足に痛みが残ったままでSPに臨んだ高橋だったが、冒頭の4回転ジャンプは回転不足の上に両足着氷。続くトリプルアクセルは、着氷後に足を滑らせて転倒。その後の要素も取りこぼし、4位発進。「アクセルの転倒で焦ってしまった。そこからの演技は覚えてない。重圧に負けてしまった。情けない。それだけです」と、唇をかんだ。
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