スケート加藤、悲願の金へ寝たふり作戦
2014年2月4日
4年前とは全く違う手応えがある。2010年バンクーバー五輪直前の記録会では、スタート2歩目で大きくバランスを崩し、まさかの途中棄権。重圧にのまれている姿を露呈してしまった。その後は、何とか立て直して銅メダルを獲得。調整段階の手応えなら、今回は段違いだ。「焦りはないです。4年前は1回スランプに入りましたからね。それよりは全然いい。ああいう大きな失敗はないし、精神的な余裕がある」と笑みも浮かんだ。
同僚の長島圭一郎や強豪のオランダ、韓国の優勝候補たちが欠場。加藤も手の内は見せずに、自身の状態をしっかりと確認した。「500メートルは勝つ可能性のある選手がたくさんいる。韓国とオランダが強いのは間違いない」と冷静に状況を見つめつつ、「まだまだ全然。ただ、1週間あるし、体は戻ると思う。今のところ、流れには乗っている」と、自身の調整法に自信をみなぎらせた。
「自分が結果を出さないと、日本のスケート界が駄目になる」と話してきた28歳。98年長野五輪の清水宏保以来となる金メダルへ、覚醒の時はもう間もなくだ。
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