女子団体追い抜き完敗4位でメダル0
2014年2月24日
すべてをかけた。準決勝のオランダ戦は、田畑の温存に加え、レースでも不必要には追いかけなかった。銅メダルへの可能性だけを追求して現実路線を貫いたが、待っていたのは残酷なエンディングだった。「自分たちのベストを出しても勝てなかった」。ベテラン・田畑の言葉がすべてを表していた。
バンクーバーから4年。日本は世界の進化に取り残されていた。単純比較はできないが、3位決定戦で出した3分2秒57は、同じ低地リンクだったバンクーバー五輪でドイツが金メダルを決めたタイムを上回る。高木や押切が「今まででも一番いいタイム」と口をそろえるように、勝負の舞台で持てる力は発揮したが、栄冠には届かなかった。
氷が軟らかくて重いと選手たちが話したソチのリンク。大会を席巻したオランダ勢と並ぶほど驚異的な進化とまではいかなくても、メダルゼロという現実は、日本の進化スピードが足りなかったことを物語る。
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