小池都知事 丸ビル巨大壁画を絶賛 「コロナ禍でも文化の火を絶やさずに」
東京都の小池百合子知事が17日、東京駅丸の内駅前広場で行われたTokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13「東京大壁画」完成披露発表会に登壇した。
東京都は、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」と銘打ち、東京五輪、パラリンピックを文化の面から盛り上げるため、13の多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取り組みを実施。「東京大壁画」は、シークレット企画として最後に発表された。
本作を手がけたのは、1964年の東京五輪のデザインチームに参加した経験を持つ横尾忠則氏と、娘でデザイナーの横尾美美氏。丸の内ビルディングと新丸の内ビルディングの壁面に、世界最大級となる、総面積7752平方メートルの巨大壁画アート2作品を展示した。
気温が30度に迫る炎天下で行われたイベントで、麦わら帽子をかぶるなど、熱中症対策を施し登場した小池都知事。主催者として登壇し、巨大な壁画を見上げると「ダイナミックなスケールで描かれた素晴らしい作品」と絶賛し、「東京2020大会の時、大胆でステキな作品が繰り広げられたんだなと、記憶に残り続けることでありましょう」と期待した。
続けて「コロナ禍でも、文化の火を絶やさずに。この力強い作品のように、新しい可能性を見いだして、チャレンジしていくことが大切であります」と強調。「こうした姿を発信しながら、芸術文化都市東京の魅力を高めていきたいと考えております」と力を込めた。
「東京大壁画」は17日から、パラリンピック閉会式が予定されている9月5日まで展示予定。